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□「NNNドキュメント'04『僕らの馬が殺される… KEIBAと高校馬術部』」日テレ2/1 24:25- ナレーション:永田亮子
過去二度の全国優勝したことのある名門馬術部が、山形県上山市山形市との合併を控えて赤字の上山競馬を廃止する
影響をまともに受ける中で、国体優勝を目指すドキュメント。
競馬場が廃止されれば馬術部の存続も危ぶまれる中で、国体を目指す部員達はそれでも朝暗いうちから馬の世話をします。
国体は4位入賞で終わるが、ついに上山競馬の廃止が決定された。
競馬場が廃止されることで馬術部が借りている馬も処分されることになり、無償でコーチを務めてきた元国体優勝選手の
上山競馬の厩務員も職を無くす。馬術部が使ってきた練習場もどうなるかわからない。
コーチが厩務員として最後に育てた馬の行く先を聞かれて、「福島に乗馬用として…」寂しそうに答えていた
“乗馬用”の言葉が“食肉処分”を意味する事を、取材スタッフは後で知ったそうです。
上山競馬の馬の半数近くは二度とレース場を走れないそうです。
競走馬は経済的な動物だといわれますが、本当にそうなんですね。
それでも馬術部は存続に向かい、コーチも乗馬クラブを立ち上げて上山に馬とのかかわりを残していこうとしています。
部員の一人は卒業後は北海道で厩務員をして競馬に関わっていくそうです。
去年の11月に上山競馬が廃止されたことはニュースで知っていましたが、競馬場で働く人たちと馬だけでなく、
高校の馬術部にまで大きな影響があったんですね。
永田さんのナレーションは抑えたトーンで一言一言が胸にしみこむようでした。