武龍


□「格闘美神 武龍」#9「フレンズ」



今期の新番では唯一無条件に面白く見ているアニメ。
めぐみがダイヤモンドの原石だったとナニワ女子プロレスの社長と観客たちが
思い知る回。


先週の「NO MORE TEARS」も泣ける話だった。ベタベタだけどね。
ベタなところがいいと思えれば面白く見れるんじゃないかな。
ナニワ女子プロレスの社長と女子レスラーたちの悲哀は中小企業のオヤジさんと
従業員の悲哀そのもの。中島みゆきの曲がかかってもいいくらい。
「そのとき花田は叫んだ。
立て。そして勝て。と」
とかなんとかトモローさんのナレが被りそうな展開。
まあでも絵にこだわる人には無理なアニメかな…
アニメ感想率調査2005秋」で今期新番で100人以上に見切られて圧倒的に見切り数1位
に輝いている(笑
けどそんなにツマンナイかなあ。うーん。絵が良くても面白くないアニメはあるだろうし
逆に絵が酷くても面白いアニメだってあると思うんだけど。


今回の不満は、めぐみの動きがありえないくらいアクロバティックだった点。
普通に身軽な空中殺法くらいに描いておいたほうが、もっと感動的だったと思う。
そのほうが、総合格闘技ルールの試合でありながら、あくまでもプロレスのルールで
闘ったことがより生きたはず。
といっても、プロレスが最強の格闘技なのかどうなのかというのも、このアニメでは
瑣末なことだと思う。私は格闘技アニメとしても見てないし。
ここまでのナニワ女子プロレスを舞台に描かれてきたのは、きわめて町工場的な世界。
そのへんは「はじめの一歩」での一歩と、ジムの仲間、近くの病院の久美たちナース、
釣り船屋を切り盛りする母親など一歩を取り巻く人たちと同質の世界。
ナニワ女子の連中がめぐみがスポーツ紙の一面に載って喜んでいるところなんか
一歩のジムの鷹村たち先輩とそっくり。


このアニメの三枝夕夏さんのOPと愛内里菜さんのEDも好き。
とくに愛内さんの「ORANGE★NIGHT」は何か癖になる。
7月の代々木でのアニサマで愛内さんを見たときには特別いいとは思えなかったんだけど。


それにしても毛蘭の山崎和佳奈さんは声が若い