□「忘却の旋律」#16「小夜子」(04.07.20)
「生きる阿呆に死ぬ阿呆。同じ阿呆なら生きなきゃソンソン」
ゆかりんのココが変な歌を歌いながら登場。ココって変なところがありますよね。
ココっていわゆる萌えキャラなんでしょうか?
ロリータ風で小悪魔っぽいところもあるけど、むしろ「そんなに若いのに」(ボッカ)なんか母性的なキャラですね。
「かーわいい」といってするキスもむしろ包み込むような優しいキスに見えます。
メロスの戦士になった過去の一端が語られますが、さみしい思いをした分今の仲間たちとの絆が強そうです。
ココの側にいつもいる宮崎一成さんのユニコーン・ヒカリが保志総一朗さんのスカイブルーと戦っているのを、
なんでもなさげに「こんないい夜に男同士がじゃれあわないの」と軽くいなすのも愛情を感じます。
よくある、幼さの一方で気まぐれに大人びた顔を見せるような型にはまったキャラではなく、
どこか今の自分自身にリアリティーを感じていないような浮世離れしたところのあるキャラですね。
ゆかりんが不思議な陰影を上手く演じているのではないでしょうか。
ココはスカイブルーに君の恋人は必ず助けるといってますが、じゃあ宮崎さんのヒカリは自分の恋人だと
いうことかな?
Bパートは小夜子の過去話。その小夜子は鎖につながれて放心した表情。
今回一言だけの沙苗ちゃんの遠音もやはり鎖の戒めで放心した表情です。
ココの母性に対して、遠音は大人の階段を上り始めた少女性を本質的に表している気がします。