□「マーメイドメロディーぴちぴちピッチピュア」#17(69)「真夏のセレブな夜(セレブナイト)」
前回の「全員集合」に続いて今回もぶっ飛んでます。
ピッチの登場人物のなかでも「お子ちゃま」といわれる渚くん。極海&トロピカルのおねー様3人にかかったら
いいように振り回されるのも当然です。しかも、おねー様といっても人間界のことにもう一つ通じていない人魚たちです。
「なぎさで渚に恋をしてモテモテー大作戦〜」「イェーイ!」ってもうこの先不安いっぱい。
「いい、人間界ではスイカ割の上手な男はモテモテよ」「なるほどスイカ割りは海の真剣スポーツ」
とココのいい加減な知識にあっさり追随するノエル。2人よりは多少は人間界を知っているはずのかれん様は
何も言わずボーッと自分の世界に入ってるし。
3人に「スイカ割の名人ね〜」と三方から抱きつかれてはお子ちゃま渚は為すすべありません。
男女男で嬲る(なぶる)という字ですが、女男女女では何と読むんでしょうか?お子ちゃまもてあそばれる?
ところが、けっこうこの作戦が波音に効いてるらしいのが可笑しいです。
このへん脚本、演出ともテンポがいいです。
作戦その2は「勇敢な男はモテモテ」と例によってココが言い出すと、「つまりバナナボートで私たちが渚に
しがみ付けばいいのね」とかれんがピントをずらした飛躍した事を言います。つかめない人だな〜かれん様も。
冷静に何か考えていそうで、まったく何も考えてませんね、この人魚。
バナナボートに乗ったココとかれんはしっかり深海用の潜水服着てるのは、水に触れてはならない人魚だから。
すっかり忘れてました、そんな設定。そこにまったく疑問を持たない渚もいい感じにズレてます。
「見て見て〜勇敢ね」と波音に聞かせるノエルのセリフに、突っ込むるちあとリナがめちゃくちゃマトモです。
「頼りないって言う波音の気持ちがわからないわ」「ふふっ」というあたりの永田さんのセリフは、
ノエルの調子よくて実はちょっぴり計算高い(腹黒い?)ところがよく出てて愉快です。
そしてAパートで一番の面白かったのは、「ジェラシー作戦」で渚にべったりくっつくノエル。
永田さんのセリフも一言ごとに畳み込んでいきます。
「らんらんらーん、きゃっ、足くじいちゃった」のいかにも困った風な言い回しから
「パラソル借りたいの!」男の気をひいたことを知って唐突なのも気にせず一気に攻め込みます。
しめしめと内心にんまりしながら「あ、お財布忘れちゃった」。
「あ゛〜日焼け止めもほしいな」ここぞとばかりに我がまま言います。
「パラソルだったらあっちのほうがいいー」もう言いたい放題。先に言えよって感じですが、
このへんノエルが作戦とはいえ、いかに日頃から(?)罪悪感無く男を振り回しているかが察せられます。
ええ、私にはわかりますとも。こういう女性がどれほど魅力的か=いかに男を振り回すか、が。
渚の背中でノエルが心底嬉しそうな満面の笑顔です。永田さんというとやはり「キディ・グレイド」の
エクレールとか「ヤングスーパーマン」のクロエみたいな元気な声のイメージが強いかもしれませんが、
ノエルでは一味違った上品そうな声が絵に合ってとてもいいです。
Bパートではノエルはセリフが無く永田さんは浜辺で逃げる女性の声をやってたようです。
今回はBBSの2人にも笑いました。エアーパッキンをぷちぷち潰して嬉しそうな下屋則子さんのセリフ、
すっかり漫才してる土屋実紀さんのダメダメぶりなセリフも楽しかったです。
蘭花の歌のシーンは、歌、蘭花の姿、十二楽坊のチビキャラが重なっているのがやや散漫になる気がします。
でまあ話のほうは最後波音と渚はいい雰囲気になるんですが、結局波音は人をお子ちゃまという割りには
本人も十分お子ちゃまだったということで。
これ、アフレコは放送に1ヵ月くらい先行しているんでしょうか。小暮さんのにっきによると
直近のアフレコでもノエル、かれん、ココは一緒だったようです。来月もノエルの出番が続きそうですね。



☆ピッチでは9/15(水)に「ボーカルコレクション(1)(仮)」が発売予定。MUSIC NAVI
PCCG652、2940円。どんな曲が入るんでしょうか。