□「センチメンタル・アドベンチャー」(1982)TV東京5/24。


これに合わせて今週クリント・イーストウッドを放送しているんでしょうね。
邦題は安っぽい感じ。今なら原題のまま「ホンキートンク・マン」でもいいかもしれない。
甥役は「ミスティック・リバー」「ミリオンダラー・ベイビー」の音楽も手掛けている実子のカイル・イーストウッド
当時13、4歳。ピュアな感じの美形で、叔父さんとの旅を通して精神的にも大人への階段を上っていく姿は一番の見所。
ラストで、まだ体に不釣合いな大きなギターを抱えて歌うところは一つ成長した表情を見せてくれる。
将来彼はいい男になるんだろうなあ。一見の価値はある美少年。
この吹き替えではまだ少年声の菊池英博さんがあててるけど、これがまたピュアで良かった。
クリント・イーストウッド津嘉山正種さん。食いつめ者のカントリーシンガーという役柄からも津嘉山さんの声は
やや端正すぎるかな。
放送されたものはカットされてそうなせいか少し中途半端に見える。ベタな話をそのまま描いたという印象。
中でイーストウッドが歌ってる「Honkytonk Man」も全然上手くないけど、ステージで歌うところは味わいがあった。
「honkytonk」は中西部で酒場のことを指すらしい。親しみやすい良い曲。
ロカビリーにも似たタイトルの曲があるみたいだけど別の曲だよね、たぶん。
それと、岡本麻弥さんが声をあててる16歳の少女役のアレクサ・ケニンという女優はこの3年後に死んだそうだ。
ボーイフレンドに殺されたとかいう話もあった。