□「創聖のアクエリオン」#10「空に星、地に花」


まともすぎて物足りなく見えるのは、このアニメにとっていいのか悪いのか。
矢尾一樹さんの敵キャラが典型的なセリフに終始しているけどネタまで昇華させてほしかった。
「だぴょーん。……はぁ」と予告された#11が楽しみ。





#11「水底のしあわせ」


麗花の当番回
沙苗ちゃんも「11話見てね♪」とアクエリオンブログにかきこみ。
「湧き出す泉のごとく澄んだ瞳」
目をそむけて頬を染める麗花。うぶだなあ。
一方、お兄さまに甘えるシルヴィア。小悪魔だなあ。
子供たちの亡霊の仕草が変。
「いいえ、みんな私の不幸が」
不幸を呼び寄せるというか、不幸になりたがってない?
一人旅立つ麗花(笑
風に顎を上げた表情がやけに爽やか。
ついに不幸をとことん極める決意を固めたとき、麗花に新たな必殺技が「地獄の底を抜けー」「不幸最底拳」
なんだかなあー。笑っちゃいます。
これでこそ「GO アクエリオン!」。面白い。
でも最後に…。麗花の不幸はやはり続くのであった。
「麗花にもっと不幸を」(笑





□「ガラスの仮面」#10「たけくらべ 二人の美登利」


ホールでマヤと出会う亜弓。13歳だっけ?高いヒールのプーツで大人っぽい。
舞台のシーンは私には良さと不満が交錯するものだった。
亜弓の舞台は、畳の上で身をよじって泣く仕草、矢島晶子さんの「美登利は嫌」のセリフなんかは素晴らしかった。
途中で音響機器が映ってセリフに距離感が出たところも、劇場空間であることを思い出させてくれて良かった。
格子戸のシーンも画面手前に格子を滑らせて、昔の日本映画を見ているような感覚。
福山潤さんの真如の桜小路くんも良かったと思う。
ただ、亜弓の目に青い火が燃えたり炎を背負ったり、効果線がバシーと入るところはむしろ安っぽく感じられた。


マヤの舞台は、ゲタをトンと突いて引きずるところは美登利のさみしさが表現されてて素晴らしかった。
ところがその後のモーフィングというのか、変な効果をかけたのは、やっぱり私は好きじゃない。
終演後に扉が歓声で震えるところは構わないと思うけど。
それとマヤが二回笑ったところは、ちょっと効果が感じられなかった。まさにここが亜弓との大きな相違点なのだから、
もっと描きこんでほしかった。
残念だったのは、麗の真如がたんに素っ気無いだけにしか聞こえなかった点。
マヤの芝居を見る亜弓の表情、矢島さんのセリフも良かった。
表彰式のシーンでマヤが慌てる仕草は馬鹿馬鹿しいけど面白かったなあ。
やはり変な効果を掛けるよりも動きやポーズで見せてくれたほうがずっといい。
実際の「たけくらべ」の美登利は亜弓とマヤの中間にあるんじゃないかと思うけど、
このアニメで描かれた美登利に関しては、亜弓の美登利のほうが上だった。というか、マヤの美登利の魅力を
描ききれていなかった。周りの登場人物の「すごい」という反応だけでは納得できない。
それにしても、こういう芝居で役者のセリフをさえぎる掛け声は止めて(笑


なんのかんの勝手なことを言ったけど、マヤと亜弓の初の本格的な対決は面白かった。