かみちゅ

□「かみちゅ!」#1



いちご100%」の後番組で絵があまりにも良く動くのでびっくり。
舞台は尾道。でも実際の広島県尾道というよりは、
80年代(だっけ?)の大林映画以降の文化的伝統にすらなっている「尾道」が舞台。
すごく大林映画って感じ。風景も風景への人物の入れ方も場面転換も。
リスペクトしているんでしょうけど、もう、すごく大林映画。
「転校生」とか「さびしんぼう」とか、主人公と巫女じゃないほうのクラスメートとの
雰囲気は「ふたり」の妹と親友の旅館の娘(旅館は人気女子アナの実家でしたっけ)の関係
そのままに見える。
それ自体はまったく構わないんだけど、はたして「かみちゅ!」が、和歌で言えば
有名な歌枕である「尾道」に新たな物を付け加えることができるかどうか。
つまり、「かみちゅ!」は「かみちゅ!」としての独自性を打ち出せるかどうかが
一番に気になるところ。
それと、ずっとこんなに宮崎アニメみたいに絵が動くのかどうかも、気になるなあ。
キャストは、実写でも演技の良し悪しに関係なく、演出のしようによって仮に
ズブの素人を連れてきても1本は名作の申し分ない主人公になることがあるのだから、
あまり気にならない。
少なくとも、私は初めて名前を見たMAKOさんと峯香織さんの声はとても雰囲気が出ていて
好きです。
男の子の宮崎一成さんははまり役になりそう。「あずきちゃん」のりゅうのすけ君
のマイペースで少し強引なところが強調されたような役かな。
森永理科さんもいいし、キャスティングはとても良さそう。
今のところ見切らずに全話見たい気持ち。