ガラスの仮面


#17「嵐が丘


Aパートはまるまる「嵐が丘」の舞台シーン。Bパートは舞台の後と
舞台の外で同時に起こっていること。
Bパートのほうが面白かった。
舞台シーンは時間をかけて描いていたけど、あと少し迫力が欲しかった。
「この舞台は荒れるわ」「あの子を取り巻く熱気」と説明された雰囲気が、
アニメを見ていて希薄に思えてしまった。
ロングに引いたカットでの動きが一部ちまちま見えてしまったのと、
鞭打ちシーンはやや単調だった。
それでも引き込まれそうになるタイミングで客席や舞台袖が映って
少し醒める、という繰り返しになってしまった。
客席の速水と桜小路くんのほうはドラマチック。
そっちが本題なんだろうけど。
速水と桜小路くんの会話の後で流れていた浪川大輔さんと沙苗ちゃんの
セリフは聞き取りにくかったけど、よく聞くと初々しくて激情的だった。


Bパートは素顔の人物たちのドラマが良かった。
「…今も優しい」
桜小路くんの独白、マヤの雪の上の足跡と涙。
しんしんと降る雪の中ですれ違う心が切なかった。
素顔のドラマの部分は劇的だった。
やっぱりこのアニメで難しいのは舞台シーンなのか。
脚本の時点で観客や関係者に過剰に説明させてしまって、絵がそれに
追いついていないことが多いように感じる。
今回、二人をカメラがぐるりと一周するところは良かったんだけど。
つい(アニメとして)もっといい舞台を見せて欲しい
と希望してしまう。


冒頭の大人のキャサリン小林優子さん、大人のヒースクリフ
むしろ迫力があった。
あとラストの「人形…」のあとはED曲のイントロをすぐ被せても
次週への引きが強くなったんじゃないかな。
そういうのは細かい取り決めがあるのかもしれないけど。
病床の月影先生の目が優しい。アフレコのときに絵が付いているのかどうか
知らないが、藤田淑子さんの声も優しかった。
それとマヤの掃除、台風並み〜。






今日は「遊戯王GX」でも明日香メインの話。
小学校6年生の明日香の声が可愛かった。
あと昨日放送された「まるなび!?」公録の様子が「超!A&G Express!
にも。写真1枚。ダーク片寄さんは移動だとか。