水樹奈々パシフィコ横浜


☆「水樹奈々 LIVE ROCKET2005〜summer〜」パシフィコ横浜国立大ホール。18:50-



今日の奈々ちゃんは珍しく途中少し声がかすれたのは喉の調子が良くなかったのか、
それともバックの演奏か自分の声が聞きづらくて喉に負担がかかったのか?
でもパシフィコの大ホールは1列80席くらい?と横に長い分、1FのB席でもステージまで
近くて奈々ちゃんが堪能できました。とくに、ダンスの技量は以前に比べて格段に
アップしていて、露出の多い衣装は目の毒。いや、素直に言えば魅せられました。
A席2列目の知り合いの話ではAA席はつぶしてステージにしていたそうで、その分、
後方席でも奈々ちゃんと客席との距離は近くなっていた。
このツアーが初披露となった「WILD EYES」収録の「ヒメムラサキ」「好き!」
「76th Star」が聞けたのは嬉しかった。



みなとみらい駅に降りると駅構内でスティールパンのバンドがフェスティバルを
開いていてラテンのリズムで踊っている人が大勢いて、早くも気分が盛り上がりました。
パシフィコに着いてすぐ裏手の浮き桟橋での水上バスの発着や帆船の出航をしばし
眺めていると、徐々に空も暮れていきます。夏ももう終わりだなあと思うと、
今日はプログラムに組み込まれている「夏の歌」で、「夏の終わり」から歌詞が始まる
「depart」収録の「夕立ち」がすごく聞きたい気分になったけど、残念ながらなかった(笑


開場17:30、開演18:30の予定が18時過ぎてもまだ入り口には長い列。18:15くらいに入ると
ロビーのフラワースタンドで一際目を引かれたのが安めぐみさんからの花。ラジオで一緒
なんでしたっけ。まだ物販にはたくさんの人だかり。かなり押しそう。
ホールではステージに幕はなく中央にステージ裏からの出入り口、櫓の2階左にシンセ、右にドラム。
A席後方の左右と横通路を挟んでA席の後になるB席の後方中央にカメラが見えます。
明らかにDVD用の映像を撮るらしい。
幕張や武道館で左右への花道があったのを見慣れると、ツアーファイナルでもセットは
やや寂しい印象も。もっとも今日はセットに頼らないパフォーマンスで、奈々ちゃん自身が
たっぷり魅せてくれましたが。
18:50過ぎに場内が暗くなって、いよいよスタート。


1)「POWER GATE」作詞・曲/編曲矢吹俊郎
すぐに中央から登場した奈々ちゃんが1曲目から飛ばします。
帽子つきの全身ゴールドの衣装。昔はよく終わりのほうにもってきていた曲だけど、
何かワクワクすることが始まる雰囲気は1曲目に相応しいですね。
「on the street」とか「勇気」とかの客席からいつも声が入るところでは
奈々ちゃん自ら、せーの、と促す。奈々ちゃんとファンの一体感を感じます。
この曲と「LOVE & HISTORY」の2枚同時発売から人気が加速しましたよね。
私も思い入れのある曲です。いつまでも歌ってほしい1曲。


2)「Heartbeat」作詞:水樹奈々 作曲:飯田高広 編曲:飯田高広・大平勉
この日のダンサーさん4人が1階と櫓の2階に2人づつ。「N」「A」「N」「A」と入った
赤い傘を持ってクルクル回すダンス。ビートの利いた曲でぐいぐい客席を引っ張る奈々ちゃん。
熱い歌詞が好きです。
終わりに暗くなったところでステージ上で衣装換え。


3)「76th Star」作詞:NOKKO沢ちひろ 作曲:土橋安騎夫 編曲:五十嵐公太
明るくなると、シルク地のような白に赤いラインの入ったセパレート。
おへそ出てます。髪飾りからエクステを垂らして、長い髪も似合う。
レベッカのカバー。CDで聞いたときは可愛く編曲してあるとはいえ原曲に比べて
迫力が足りないように感じたけど、ここでは少しだけ崩して歌っていたように聞こえました。
ライブっぽくていい。しかも奈々ちゃんのダンスで、片足を上げて手を打つ仕草が
とてつもなく可愛い。


MC)季節の夏の話から。
「今年の私の夏はライブツアーでした」
「ちゃんと宿題やってきた人?」やや少なめ(笑
「あ、働いている人もいるもんね。お仕事片付けてきた人?」多い(笑
「今日は開演が遅くなってすいませんでした」きちんと頭を下げて。
むしろ帰りの電車も気にせずその分長くやってほしい。
「帰られなくなってもいいという人?」大勢。
「覚悟はいい?かかってこーい!」
メンバー紹介。チームヨーダから。4人とも髪が国籍不明。
マリエさん「アニョンハセヨ」と始めるけど「今日はお父さんとお母さんが
来ているのでここから普通にやります(笑」武富士のCMでも踊っているそうです。
ボンバーヘッドでその武富士ポーズも披露。
ユキノさん「ここで一緒に死ねたらいいと」とド演歌披露。
奈々ちゃんが「日サロ通い」というだけあって良く焼けてます。
ミカさん「ハアユー。アイ、リブ、イン、カナガーワ!」と長い金髪の変な外人。
メグさん「よろしくー。日本語よくわかんねえよ」とは素ですか?(笑
チェリーボーイズの番。
左の大平さん「ホーッ、ホーッ。・・・横浜出身の大平です」
右の五十嵐さん「川崎出身の五十嵐です。最後までよろしく」会場、イエー。
「気合が足りない」と3回繰り返す。最後は五十嵐さんも大声で「よろしく!」
会場も気合で、イエー!
左から2人目の北島さん「・・・・ホーッ」何のネタか良くわからないけど。
「2002年に肺結核を患った北島です」ロッカーに事故や病気は付き物?
右から2人目の渡辺さん「ヒゲをそってきました。先日武道館DVDを見ていたら
ヒゲがなかったから」ここまでのツアーはヒゲがあったんですか?
「今日もDVD収録しているのでダラダラしゃべってるとカットすると言われたんで」
やはりDVD収録ですか。でも発売とは言わなかった。あるいは次のライブのDVDに
夏ツアーとしてダイジェスト収録という過去のパターンなのかな?どうなんだろう。
中央がベースの田中さん「男だけどモモレンジャー!」ピンクの衣装。
元祖チェリーボーイズのメンバー。
奈々ちゃん「そしてボーカルは水樹奈々!」


4)「Abilities」作詞・作曲・編曲:矢吹俊郎
奈々ちゃんは途中、ステージの右端、左端では2、3階席と1階左右脇の席へ手を振って。
露出の多い衣装でのダンスが色っぽい。


5)「そよ風に吹かれて...」作詞:矢吹俊郎 作曲・編曲:大平勉
矢吹詞、大平曲は相性がいいと思います。ナイーブでリリカルな曲になってる。


6)「innocent starter」作詞:水樹奈々 作曲・編曲:大平勉
何度聞いても名曲だなあ。あらためてジーンときた。
ダンサーさんは2人が脇でコーラス、2人がバレエ風のダンス。曲に合ってる。
その前で奈々ちゃんは情感たっぷりに歌い上げました。感動。
歌い終わるとスッときびすを返して中央から去る。
後は田中さん、大平さん、渡辺さん、北島さん、五十嵐さんの順にソロを取って。
そしてダンサー4人もダンス。


7)「What cheer?」作詞:矢吹俊郎 作曲・編曲:飯田高広
現れた奈々ちゃんは赤と金とのアラビア方面の踊り子風の衣装。赤いベールも垂らして。
またもへそ出し。ヘッドセットのマイク。
ダンスは一昨年からお馴染みのダンス。でもキレがいい。上手くなったなあ。


8)「through the night」作詞:矢吹俊郎 作曲・編曲:飯田高広
LIVE ATTRACTIONのときはマジアトのテーマに続いて1曲目がこの曲でしたっけ?
とにかく懐かしい感じ。奈々ちゃんはくねくねと腰をくねらせて踊りながら歌う。
腰を振るとき、おへその周りがぷにぷに動くのがヤバイ。ああ、もう、色っぽいっス!
ダンサー4人もクルクル回って。ステージセットはやや地味な印象があったけど、
このあたりのパフォーマンスは見ごたえがあった。


MC)
「衣装チェンジしてきました。今日は夏らしく露出の多い衣装で。透けてる?」
「4年前このステージでソロと7人と・・・4人で歌いました。21歳の頃。
そのとき、いつかはここで自分のライブをしたいと思ったけど、今ここでこうして!」
七人のナナPritsのことですね。
ライブ前に知り合いがスタチャのステージでの思い出話がでるかも、と言ってたんだけど、
まあ、“思い出”になってるんですね、Pritsも。だろうなあ。
でも夢を実現していくのに頑張る奈々ちゃんは素直に応援したくなる。
今度の「リリカルなのは」第2期のOP曲CDの告知。
「詞も出来ました。千葉のときはホントに出来なくて、皆なの顔を見るのも…」
内心、忸怩たる思いがあったんでしょうか。
タイトルは「ETERNAL BLAZE」。
「前(イノスタ)よりも熱く激しく。BLAZEにしたのはただの炎じゃなくて
爆発するような。爆発のような炎が永遠に続いたら、と」
innocent starterより自分(フェイト)の気持ちを前に出して強い言葉で。
曲は近日公開。めっちゃカッコいい曲。前に前に攻めていく曲」


9)「LOVE & HISTORY」作詞:村野直球 作曲:住吉中 編曲:牧野信博
「気がつけば12枚目のシングルが出るしアルバムも4枚。たくさん曲があって
どの曲をやろうか」とっても悩むらしい。そこでこのパートは「久しぶりな曲」を。
歌いながら櫓の2階にも上ってバンドメンバーの側を回る。


10)「WINDOW OF HEART」作詞:村野直球 作曲:牧野信博 編曲:牧野信博
青のライトが歌の世界を際立たせるように。
しっとりと歌い上げてまたステージを去る。


パフォーマンス)
赤い蝶ネクタイの変な人が出てきたなあと思ったら、
「ヨコハマー、ヨコハマー、としひこ横浜。ベースを解雇された、りゅーたんたん」
坂本さん登場。お笑いパートには欠かせない人。
「3階?」イエー
「2階?」イエー
「マンション?」ちょっと会場は??
「一戸建て?」イエー!
「皆な、カメラ回ってるよー。わかってるー?」
左右のカメラに向かって頭を下げて「お疲れ様です」
ダンサーさんが8人出てきてチームヨーダのパフォーマンス。
4人のダンサーさんと先生たち4人。先生たちの紹介。
ここでB席の1列目に固まって陣取っていたチームヨーダの知り合いの人たちから
さかんに一人一人に声援が飛びました。この人たちは奈々ちゃんの歌はあまり良く
知らないようで、歌ではやや反応が大人しかったんですが、この後の
「好き!」あたりから中の女の人が周りにあわせて拳を突き上げてノリだすと
他の人たちもノリだして、「ミラクル☆フライト」では一緒に手を左右に振って
会場と一体になってました。楽しんでくれたかな?
ここで奈々ちゃんが登場して「坂本さん、ながーい」。
衣装は白のセーラー服にセーラー帽。胸元に青い大きなリボン。白と青の
ボーダーのスカートは裾に赤いラインが入ってて横浜のサッカーチームっぽいカラー。
一回りしてピース。
靴はハートのデザイン、靴下の後にもリボン。
りゅーたん「リボン、オッケー?」イエー。
りゅーたんの司会で奈々ちゃんがコメントを挟みながらのダンス合戦。
奈々ちゃんのコメントは「ミラクルですねー」「すごいですねー。血が出そう」とか。
結局、ダンス合戦ではバンドメンバーが採点してユキノさんが40点満点を取って優勝。


11)「Drive away dream」作詞/作曲:志倉千代丸 編曲:磯江俊道
夏の曲はOVA夏色の砂時計」主題歌で歌:芹沢香穂(水樹奈々)。
かろうじて千代丸曲が1曲だけ入りました。
「イベントで1回だけ歌って、大阪でも歌いました」
KSSのイベントで川口リリアでしたっけ。懐かしい。
この曲もノリが良くて夏っぽくて好きだけど、やっぱり「夕立ち」が聞きたかった…
一昨年のリクエストでは「depart」の「テルミドール」も歌ったんだし、
イオニアの曲でも無理じゃないですよね?


MC)
「今日はファイナルということで特別にダンスの先生にも出てもらいました。
リハーサルのときからポカーンとして見てました」
「一昨年はリクエストを去年は1回収録で歌ったきりみたいなキャラソン
歌って、今年は夏の歌」


12)「好き!」作詞:水樹奈々 作曲・編曲:五十嵐公太
「公太さんの曲です」
ダンサーさん2人が白のシャツに青のミニスカート、青いウクレレ?ギター?
を持ってダンス。可愛い曲。


13)「ミラクル☆フライト」作詞・作曲・編曲:矢吹俊郎
ダンサーさん4人と輪になってぐるぐる回りながら手を左右に振る振り付け。
気分が高揚する曲。会場ももちろん揃って手を振る。
この曲はサイリウムを持たずに掌を開いて手を振ったほうがDVD映りは壮観に
見えるような気がするなあ。


14)「JUMP!」作詞:水樹奈々 作曲・編曲:飯田高広
タオルの振り付け。渡辺さんの弾き語りのような歌に合わせてチームヨーダ
ついて振り付け講座。最初はちょっと難しいかなと感じたけど、いざ奈々ちゃんの
歌で本番になると、リズムに良くあった振り付けで、すんなりタオルを振れました。
振り付け講座の後にさあ本番という前に奈々ちゃんの「まだまだ元気あるー?」
「さあいくよー」というMCが入って区切りをつけた風。
いかにもDVDには振り付け講座はカットされる感じ、たぶん。
歌い終わって中央から去る奈々ちゃん。バンドメンバーが順にソロ。


15)「Take a shot」作詞・作曲・編曲:矢吹俊郎
衣装は銅色の飾り糸がたくさん付いた黒の肩出しワンピース。ゴスロリかな。
黒のブーツ。エクステ付き。
いよいよ最後のパート。
ただこのへんだったか、ちょっと珍しく声が少しだけかすれてたような。


16)「suddenly〜巡り合えて〜」作詞・作曲・編曲:矢吹俊郎
このへんも懐かしい気がする曲。会場の一体感も素晴らしい。


17)「WILD EYES」作詞:水樹奈々 作曲・編曲:飯田高広
アニサマ」でも聞いたけどいい曲。奈々ちゃんの詞のルビの振り方は
やややりすぎの気もするけど、激しさと深さが両立している曲だと思う。
「もっともっと!」と会場をあおる奈々ちゃん。
北島さん、渡辺さん、田中さんも櫓を下りてステージ1階で激しくパフォーマンス。
「浅い眠り続く黎明に」の一節は赤一色のライトがステージに情念の炎のように
灯されて、赤赤と照らされた奈々ちゃんにぞくっときた。


18)「ヒメムラサキ」作詞:水樹奈々 作曲・編曲:飯田高広
初めて聞いた。聞きたかった。・・・鳥肌がたった。
今日は途中から微妙に万全の状態ではなかったような気がするけど、でもやはり感動しました。
間で何度か左から右へと、1F、上の階の客席をうなずきながらゆっくり見ていった。
言葉には出来ない何かが伝わってきた。


21時も過ぎて。アンコール。
奈々ちゃんとメンバーが全員Tシャツを着て出てくると大きな拍手。
恒例の「しゃっす!」
奈々ちゃん「素晴らしい団員達だわ」ヘッドー、の声も飛ぶ。
「番組も200回目前で。その前に阪神がやばい(笑 アフロになっちゃうわ」
聞いてないけど、阪神が優勝しなかったらアフロヘアになるのね。


EN1)「TRANSMIGRATION」作詞:奥井雅美 作曲:矢吹俊郎 編曲:矢吹俊郎
アニサマ」では2001年のアストロホール以来?というまっくんと奈々ちゃんの
デュエットも聞けた曲。ダンサーさんのPPPHもすっかりお馴染み。


MC)
WILD EYES」のPVの覆面2人のうち一人はりゅーたんだったそうですね。
今日はもう一人はダンサーさんが代役。
ケーマさんも登場してダンス。
奈々ちゃん「お知らせがあります。冬にライブをやることが決定しました」
「その日付なんですけども、1月、にじゅう、いちにち!」うわあー!マジっすか。
「私のバースデーです。誕生日にやるのは初めてなんです。その場所は、
二度目の、」うわわー!またなのか?「日本武道館でーす!」大歓声。「ありがとうー」
「一発勝負なんで気合入れてスペシャルなものにします」
ちょっと気になるのは冬にアルバムは出ないのかな?アルバムならツアーが
組まれそうなもんだし…。まあでも今は2006年1/21が楽しみです。
「ホントは次の曲歌いたくないんだけど」ラスト曲なので、会場、エー!
「私だって帰りたくないさ」


EN2)「New Sensation」作詞・作曲・編曲:矢吹俊郎
「一度きりの人生 楽しむべきだよね絶対」の一節が前向きなラストに
相応しい。今日はこれで終わりでも次が、まだ先があるんだよね。
ダンサーさんはこの曲が使われたオザキのCMのダンスを踊ってたような。
テニスボール?を投げ込む奈々ちゃんとメンバーたち。ラケットを取り出して
打って遠くまで飛ばそうとするけど、やはり1FA席までしかとどかないのが
ほとんど。最後、りゅーたんが打って幾つかB席の前方までとどいていたけど。
「ありがとー」何度も何度も。


ステージが空になってもまだ客電は点かない。
もう1回コール。
そして、出てきてくれました。
「そんなこといったら帰れなくなっちゃうでしょう。私も帰りたくないけどね」
「何かやる?」
また室伏コール。
「もう1月にやっていいって言ったじゃん」
「じゃあー・・・(ラケットをまた持って)ポン!奈々ポワだけどね」
「ライブらしいことやろうよ。何か歌おう」
「ミラクル☆フライト」の一番を振り付きでアカペラで会場全体で。
この曲はこういうのが似合うなあ。じわーっと幸せな気分。
「来年、一つ年をとるけど最高のライブにするからね。かかってこーい!」
21:30。



アルバムツアーじゃなかったので「WILD EYES」の4曲以外は新しい曲はなかったけど
けっこう練られた選曲だった思う。千代丸曲が「夏の歌」以外に一つ二つあっても
良かったとは思うけど。ダンスとMCに奈々ちゃんの成長が感じられた。
やっぱり最高に楽しかった。
あと、「76th Star」とか他にも何曲かライブっぽくやや崩した感じに歌ってたのが
良かった。奈々ちゃんはライブでもCDとまったく同じくカッチリと歌える人だけど
ライブにはその場1回だけのものもほしいから。