極上生徒会


□#26「今日も極上日和」



プッチャンが当主っていうのは面白かった。
当主になったプッチャンはいつものプッチャン節でこれにて一件落着。
それもすべて女子高生でありながら聖奈が「V機関」の印籠を手に入れたからだけど。
なんでもありなのは別にいいんだけれど、終盤にやたら前面に押し出された
宮司の「家」とか「血」とか「能力」とかっていうのは、相当に特殊な状況で、
見ていて共感は感じられなかった。へー、そう、というだけ。
聖奈の「なんちゃって」式の解決法も結局は神宮司の「血」と「能力」に頼ってるし。
プッチャンの最大の魅力は、「何だかわからないけど、それ以上でもそれ以下でもない
プッチャン」というところにあったと思うんだけど、結局はプッチャンも神宮司の血族だった。
いつの間にか、ストーリーそのものが神宮司の血に囚われてしまった印象。
宮司と関わりのない他の極上メンバーにしても、それぞれに特殊な能力を持っている
者たちばかりで、一般人とはかけ離れた存在だしなあ。
終盤、共感を求めるような作りにせずに、あくまでも一つのお気楽なお話にしておいた
ほうが、すんなり見れた気がする。
知り合いから見逃していたこれまでの話を全部見せてもらって、通しては、
小ネタと各声優の演技が楽しいアニメだった。