アニメ感想率調査


☆「アニメ感想率調査2005秋」光希桃 Anime Stationさん。



まだざっとですが拝見しました。毎回お疲れ様です。
私は「感想率調査」よりも付随する「終了番組評価」をもっと楽しみにしてます。
今回は「極上生徒会」と「苺ましまろ」の評価に興味があった。
「極上」は評価平均は14位3.06でしたが視聴継続数は191、継続率69.2%で
今回調査で一番多く見られた番組だったんですね。
まあ、「ガンダムSEED DESTINY」の187よりも継続数が多いのが、参加サイトの
傾向なんでしょうけど。
私は「極上」については5段階で3の評価でしたが、コメントに書いたとおり
終盤のシリアス展開が余計だったかなと感じました。
シリアス抜きにゆるーいお気楽な展開のままのほうが好みだった。
プッチャンの実は、という正体明かしもいらなかったなあ。
プッチャンの魅力はなんだか良くわからない変なヤツ、というところにあったと
思ったんだけど。
最後に聖奈さんが最高意思決定会議の議長か何かに就任して黄門様よろしく
控えおろう、とやってすべてを解決するのも、結局、奏会長が嫌いだった神宮司
権威に頼ったと見えてしまった。そのへんが4段階評価できなかったところだった。
皆さんのコメントを見ると、やはりシリアス展開はいらなかったという人もけっこう
いて、ただしそういう人は概して3段階評価以下に多かった点は面白かった。
最後まで継続して見てきても、あの終盤は評価が分かれるところでしたね。


苺ましまろ」はこの期で一番面白く見たアニメだったんですが、やっぱりこれも
ラストが少しぴったりこなかった。
たしか千佳(CV千葉紗子さん)たちは6年生、アナたちは5年生だったと思ったけど、
4月になってもアナたちのクラスの先生が「こうして何事もなく季節はまた繰り返す」
といって、また5年生を繰り返している。なのに先生が黒板でさしている文字が
「万物流転」なのはどういうわけだろう?
どうも私は永久ループなラストが好きではない。
かわいいは正義、とキャッチコピーの付いている作品ですが、千佳たちの可愛さは
限られた一時だけのものだからいいんじゃないかな。
この最終回で茉莉ちゃんがサンタを信じているのも、いつかはさすがに茉莉ちゃん
でもサンタがいないことを知る時がくるから、今このとき可愛いんだと思うんだよなあ。
千佳たちが永久ループの中に閉じ込められたことで、千佳たちに未来はなくなっている。
少女たちの良さは未来を孕んでいるところにあると思うんだけど…
千佳たちと同じくらいの年頃でやはり魔法も何もない普通の少女たちの日常を
描いたアニメで、「苺ましまろ」とは対照的にきっちりラストを付けていて
私が好きなアニメは、「あずきちゃん」。10年くらい前のアニメで、描かれている
雰囲気はまったく違うけど、「苺ましまろ」のラストを見たときに「あずきちゃん
を思い出した。
あずきちゃん」では、あずきちゃん(CVゆかなさん)がアメリカへ行く勇之助くん
(CV宮崎一成さん)と3学期の最後にきちんとさよならするラストだった。
あずきちゃんのお母さんが子供の頃好きだったりゅうぞうさんは、お母さんと
結ばれることはなかったように、きっとあずきちゃんも将来勇之助くんと
再び好き同士になることはないんだろう。そう思わせられるラストだった。
むしろ、ケンちゃんとかおるちゃんが将来結ばれるんじゃないかと感じられた。
たぶん作中でかおるちゃんがマフラーをケンちゃんにあげる回1回だけしか
登場しなかったケンちゃんのお母さんが、ケンちゃんちのラーメン屋が忙しくて、
あずきちゃんの伯母さんを雇わなくてはならないくらいでも、
お母さんがラーメン屋を手伝っていないのは、おそらくケンちゃんのお母さんの実家が
近所で別の店をやっているから、というのが一番説明がつきそうな気がする。
これは将来、かおるちゃんがケンちゃんと結婚しても実家の美容室を手伝いに行く
姿を重ねることができると思う。ケンちゃんはもちろん、ケンちゃんをそのまま大きくした
ようなお父さんの後を継いでラーメン屋を切り盛りするんだろう。


あずきちゃん」の世界では、きちんとラストが付けられたことで、あずきたちの
未来を想像する楽しみが出てくる。でも「苺ましまろ」はこのままでは、
千佳たちの未来を想像する余地はない。
でも実は、「あずきちゃん」も3年間、同じ5年生(6年生だっけ?)を繰り返して、
最後にラストがつけられた作品だった。
願わくは、「苺ましまろ」も第2期シリーズが放送されて、その最後できちんと
千佳たちが小学校を卒業していくシーンが見たい。そして、EDの後にでも
中学生姿の二人を見たい。
千佳や美羽がどんな中学生になるのか、知りたいなあ。
彼女たちが可愛くて面白かったがゆえに…
千佳と美羽が中学生になっても面白いんじゃないかと思うんだけど。


その「苺ましまろ」の終了番組評価は12位3.24。継続数154、55.8%で、
「極上」「ガンダム」「かみちゅ」「アクエリオン」に次いで継続数5位。
放送時間がずれることも多かったにしては、よく見られたんではないでしょうか。


3.60で終了評価2位の「かみちゅ!」は、ゆりえちゃんがやや狙いすぎに感じられて
もう一つ入れなかったです。一応最後まで見たんだけど。
やっぱり千佳くらい普通っぽいほうが好感が持てるなあ。
皆さんのコメントを見てもゆりえちゃんがあまり好きになれなかったという
人もいて、この主人公が(しゃべり方も含めて。声優さんのせいではなく)
いいと思えるか、思えないかで評価が分かれたように思います。
結局、主題として中学生の女の子を描いた作品だったのだから、そこで評価が
わかれるのも当然といえば当然かな。
ゆりえちゃんのクラスの子たちや神有月の回の出雲のクラスの子たちの反応も
ぴたりとこなかった。書道部の彼(CV宮崎一成さん)がこのアニメで一番いい感じ
だった。


3.34で8位の「創聖のアクエリオン」は、私はこの調査3回目の参加にして
初めて4段階の評価をつけました。
実はロボットアニメはそれほど好きではないです。
魔女っ子アニメはけっこう好きだけど(笑
そのあまり好きではない私の場合、熱くややレトロに押してくるロボット物は
まったくダメ。それが「アクエリオン」はネタというか変な味で話を繋いできて
くれたので、いざ戦闘シーンになったときにテーマソングがかかって熱く描かれる
時もすんなりそこに入り込めた。むしろ、気持ち良かった。
アクエリオン」はこのギャップがとても巧だったと思う。
それを綺麗なCGで見せてくれて、声優陣も概していい感じだったし、
テーマソングも素晴らしいと感じたのだから、初めての高い評価をつけられました。
まあ縦糸のストーリーはわかったようなわかんないような微妙さが残ったけど。
それにしても曲は良かった。AKINOさんと牧野由依さん(牧野さんはアクエリオン
の曲より「アムリタ」のほうがはるかに好きだけど)は、今年のアニソンの
大きな収穫じゃないかと思う。一度生で聞いてみたい。


で、最後に「サイト別きびしさランク」ですが、私は7位。また見切りが多くて
上位に入っちゃいました。一応私のサイトデータをリンクしておきます。
「レア指数:2.33(21位)」
「平均的評価指数:0.429(3位)」
っていうのが良くわかんないんですが。
見てる作品はレア目だけど、いざ評価になると極めて平均的な評価、ということで
いいんでしょうか?