■
ヤンスパが終わってから、この日記で永田さんについての話が少なくなっているので、どうしようかな〜と。
とりあえず、去年の夏にリリースされた「ふたりのトスカーナ」の感想を書いてみます。
- ■「ふたりのトスカーナ」原題:Il cielo cade(International: English title:The Sky Will Fall)(2000 イタリア)
- 日本公開:2003/02 DVD/VHS:2003/08/08 メディアファクトリー
- 第二次世界大戦末期のイタリア、
- 両親をなくしたペニーとベビーの幼い姉妹が引き取られたのは親戚の裕福な
- ユダヤ人アインシュタイン一家。ヴィルヘルム、ケッチェン、マリー、アニーの
- 4人の家族とアインシュタイン家に身を寄せる人々を姉妹の目を通して描く。
- トスカーナ地方の田園風景のなかで農園の子供達との生き生きとした日々の生活。
- やがて連合軍がイタリアに上陸。ムッソリーニが逮捕されイタリア政府は
- 連合軍に休戦を申し入れ、そしてトスカーナのアインシュタイン家は・・・。
-
- プロデューサー:桐澤規子
- 翻訳:大川直美
- 演出:安藤直子
-
- 正直、やりきれない思いのするストーリー。戦争のもっている不条理さが
- 嫌になるくらい描かれています。しかも、その不条理さが
- クライマックスまではまったく顔を出さず、むしろ、
- 自由で芸術に囲まれた屋敷の住人たちと大らかで生き生きとした使用人たち、
- そして、農園や美しい森の中で遊び暮らす子供たちの幸福な地方生活が
- 丁寧に映し出されていきます。
- それだけにより一層、戦争の悲劇の無意味さが痛切に感じられます。
- 永田さんが当てたペニーはしっかりしているものの少し我の強い子。
- 自由人で同じく頑固者の伯父さんに叱られたときの泣き顔と
- 好奇心旺盛で少し生意気な顔が交互に現れるのが可愛らしかった。
- 永田さんの声も元気な中にも、ときとして心細さや無邪気な毒が顔を見せる場面では
- 良く雰囲気が出ていたと思います。
- 土井美加さんの優しい声とよのひかりさんのたくましい声も良かったです。